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39光年離れた恒星の周りに、地球に似た惑星を7つ発見しました [科学]

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米国航空宇宙局(NASA)は2月23日、地球から約39光年離れた恒星「トラピスト1」のまわりに、地球に近い大きさ、質量をもつ惑星が7つあることを発見した、と発表しました。


今回の発表をめぐっては、発表前から「NASAが重大発表を行う」と話題になり、すわ宇宙人発見か、などと煽るメディアもありましたが、発表後も「この星に地球外生命がいるのでは」とにわかに盛り上がるなど、この「NASAの重大発表」(もっとも、NASA自身はそのような表現は使っていない)が与えた衝撃は大きかった。


今回の発表の趣旨は、NASAやヨーロッパ南天天文台、大学などの共同研究チームが、宇宙に浮かぶNASAの「スピッツァー宇宙望遠鏡」と、南米チリにあるヨーロッパ南天天文台の望遠鏡による観測の結果、太陽系から約39光年離れたところにある「トラピスト1」と呼ばれる恒星を回る、7つの惑星が見つかった、というものである。

実はトラピスト1に惑星が発見されたのは、今回が初めてではありません。


2016年5月にはすでに3つの惑星が見つかっており、その後さらに詳細に観測した結果、今回の7つの惑星が見つかり、さらにより正確に各惑星の位置や大きさ、質量を特定できました。

また太陽系以外で、7つもの惑星をもつ惑星系が見つかったのは過去最多記録でもある。

 
さらに、この7つのうち、トラピスト1に近いほうから数えて4番目から6番目までの3つは、恒星との距離、またその恒星が出すエネルギーなどから、生命が生存するのに適した(とくに水が液体として存在できる)環境になると考えられている領域にあることです。


この領域のことを「ハビタブル・ゾーン」と呼び、たとえば太陽系では、地球が公転している領域がハビタブル・ゾーンにあたります。

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近年、地球のように太陽の周りを回る太陽系内惑星以外に、太陽以外の恒星の周囲を回るような太陽系外惑星の発見が相次いでいます。

注目されているのは、こういった惑星のなかで、水や大気があり地球によく似た惑星の存在です。 

今回は39光年(光の速さで39年かかる距離)という近い距離に、地球に似た惑星があることですね。

おのずと、このような惑星に生命の存在があるかどうか、ましてや宇宙人がいるのかという疑問もでてきます。

しかし、細菌のような原始的な生命体がいるかも(これでも、存在が確認されればすごいことです)しれませんが、人間のような高等生命体がいてコンタクトをとれるかというと、少し難しいかもしれません。

でも、この広い大宇宙の中、光の速度をはるかに超える移動技術をもつような宇宙人の存在などを考えると楽しいですね。


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